avex突然の人事について

松浦社長、子会社エイベックス・ネットワーク(ANI)会長に就任
(その他の人事ふくめ、エイベックスのプレスリリースも参照)
これまでの組織図を振り返ってみると、

アクシヴ』(スポーツ&権利業務) →
『ハウディ』(キャラクター&販促) →   新『ANI』('05.4.1)
『ANI』(ネットワーク関係通販) →    
(上記組織図、及び'05.2プレスリリースより)

二つの会社から部門を吸収して、この四月に拡大したのがANIであり、今回「のまネコ」の仕掛けをしたのもそこが中心の様子(いくつか『avexとしての』声明が出されたのも、厳密に言えばエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(AGHD)のメインHPでなく、ANIのHP上です)。そして、今回松浦社長(会長就任)とともにANI入りする千葉龍平氏(取締役就任)は、この4/1まで『アクシブ』の取締役社長だった人物。そしてANIから一名が音楽映像の編成及びマーケティングを扱う「エイベックス・マーケティング(AMC)」の社長室担当に、テクノロジーオフィサー(?)の松田氏がANIの執行役員に昇進(?)しています。
この人事につき、こちらではコメントがいくつか見られますが、週末に開いて10月1日より着任という慌ただしさは、おそらくひろゆき氏の公開質問などを受け、今回の問題の収拾の為ではないかという予測がなされています。
avexの社内の人間関係などは、こういったところを参考にするほかはこちらではまったくうかがい知れないわけですが、とりあえず
 ・今回の問題(?)も含め、「松浦社長直属」でANIを動かす形になった・
 ・ANI関係から本社付きになった「権利関係の責任者」を、再度ANIに戻した。
 ・ANI内『ミュウモ』*1担当者を外に出した(?)
 ・ANI内部の元CCCD推進派を執行委員に
この四点から伺えることは、
 ・本社→現執行部へ、ダメだし
 ・権利関係のプロ(元CCCD推進派)の投入
 ・マイヤヒ関連ではじめて"左遷(?)"的人事
従って、この人事の意味するところは
 ・超法規的急転直下和解 もしくは 徹底抗戦体勢
のいずれか、ではないかと思われます。いずれにせよavexは激しく動いており、10月頭から思いがけない動きに出てくる可能性があるということ。まあ、現場のミスで予想外に問題を大きくしてしまったことだけは、ようやくグループとして理解できた様子。随分遅いとはいえ、そのことは一つの運動の成果ではないかと思われます。いずれにせよ、10月頭をもって上のどちらの道を辿るにせよこの問題の終着点がどこになるかが見えてくるのではないでしょうか。

*1:有料会員制着メロ配信サイト。マイヤヒ空耳が予想外の人気になってまず舞い上がったのがこの部門