また妙な質問に回答してしまった(^^;)ゞ

人型兵器は実際には役にたたない、などとよく言われますが、もしジオン軍と米軍が戦争になった場合、モビルスーツ主体のジオン軍に勝ち目はないのでしょうか?
一回回答したし、もうURLも探してないし、あくまで感想なので、続きはこちらで。
ミノフスキー粒子を前提にすれば、確かにザク有利となるのは否めないでしょう。基本的にその存在を前提として対策を練っている兵器とそうでない兵器の衝突となるわけですから。しかし、それを外すとのことなので、純粋に人型兵器について考察したいと思います。
まず、ザクの機動性や攻撃力を過大に評価している人が多いですが、たとえばジェット機や戦闘用ヘリの機動性を上回るわけではないと思われますので、その点はちょっとどうか、と。たとえば戦闘ヘリが劣化ウラン弾積んだ状態を考えれば、ザクと渡り合えないとは思えないなぁ……。
思うに、人型兵器が人型であるメリットとは、各種作業遂行能力にあると思うのですね。偵察や秘密の破壊工作、大型施設への潜入・制圧、地上部隊支援での整地作業等々……。たとえば大型の地雷や爆弾を仕掛ける、シャッターをよいしょと開けて工場に侵入する、道を塞ぐ倒木をよいしょっと横へよける、なんていう時に、人型であることが最高に便利だと思いますが、純粋な戦闘に関する能力についてはこれらがどこまで生きるかはやはり疑問ではないでしょうか。意外と長距離支援(たとえばガンキャノンのような)機として、たとえば山の上に砲を運び上げるなんていうときには二本の脚や手が非常に便利かもしれませんが(四つんばいで斜面を登ったりできるし)しかし近接戦闘で人型兵器がそれほど役に立つだろうか? という疑問は残ります。
また、某漫画で指摘されていましたが、近接戦闘になったときには、高い火力を持った歩兵に対し意外な脆さを発揮するおそれがあります。良い例が、ベトナムで米軍の最新鋭戦車に対しゲリラ兵がRPGなどで対抗したケース、などですね。費用対効果という意味では、これではやられる側はたまった物ではありません。
というわけで、結論としては「ザクが弱いとは言わないけど、ザク主体で編成された部隊なら、米軍の勝ちでしょう」ということで。