たまに更新 火の球や… この二、三日、朝はずいぶん寒いので、さすがに手元に何かを読みながら歩くのもつらく、手持ち無沙汰に顔を上げると日が射し始めていた。家並みの向こうにちらと山が見えて、それが輝いている。ふと俳句でもひねりながら歩こうかと思っ…

合掌:D・キッド死去

あなたの思うベストレスラーは? と聞かれたら、レスラーにベストはあり得ません。なぜなら比較するべき軸がないから。そもそもベビーとヒールを同列に評価するわけにいかないでしょう、と返すと思う。 だが、あなたが「一番好きなレスラーは?」と聞かれれ…

定期アゲ

久しぶりに日曜。相方はジャム作りが一段落した模様。暑そう。 ネットの匿名性と顕名がまた議論になっている模様。Twitterは今の落としどころなのだろう。 関係あるようなないような話だが、「株主」に「経営権」は、絶対に必要なものなんだろうか? 馬券の…

余談

先日から、今更のように「江口寿史の正直日記」を読んでいて、数年前の「江口寿史による写真背景批判」事件(http://matome.naver.jp/odai/2132265467798621101)のことを思い出し、改めて江口寿史の言いたかったことを咀嚼したりしている。日記に散見される…

才能は沈まない(押切蓮介「HaHa」(1)を読む)

HaHa (モーニング KC)作者: 押切蓮介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/01/22メディア: コミックこの商品を含むブログ (5件) を見る押切蓮介。改めて思う。何と言う才能か! よく言われる言葉がある。「画力はマンガ家に必須の能力ではない」「問題は面白…

教育についての問い

<試験に絶対出る教育問題> 以下の問題に答えよ。制限時間なし 1 欧米に日本のような予備校や塾はない。 なぜ日本ではダブルスクール化が進んでいるのか。 2 社会に出て必要な「法律」も「経済」も教科にないのはなぜか。 3 「受験」と「教育」と「学問…

尖閣の棚上げ合意に関するニュース

尖閣「現状維持」の合意明かす 82年、鈴木首相が英首相に(共同通信 2014.12.31 02:00) 1982年9月、鈴木善幸首相が来日したサッチャー英首相(いずれも当時)との首脳会談で、沖縄県・尖閣諸島の領有権に関し、日本と中国の間に「現状維持する合意」…

ふと気づく。 最後の記事から一年経っている。 よいことなのか、そうでないのか、よく分からない。忙しい、だけでなく、いろいろ充ちているからなのか。仕事上。良くも悪くも、ネット上で言葉を紡ぐ余剰が出てこない。実生活で、完結してる。リア充? 消耗し…

これは文学

回転寿司の手を洗うお湯熱すぎ このタイトル、評価する。 …伊藤園新俳句大賞なら優勝レベル。

神話を製造しない

「神話」というのは、人間の深層心理と関係が深い。実際の事件を描く際も同じですが、結局のところ歴史というのは人間がものごとをどのように見ているかということの現れなので、同じ出来事でも見る方向が変われば記述は変わります。まして、記号化された歴…

「光圀伝」(冲方 丁)読了 −「そのendか」と呟く

光圀伝作者: 冲方丁出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/09/01メディア: 単行本 クリック: 76回この商品を含むブログ (79件) を見る(※以下の記述にはネタバレを含みます)最近電車通勤で、それなりの程度の時間でさーっと読…

基本と応用

以下の記事について。一応国語の畑の人間として、一言コメント。 カギ括弧の意味について ekken氏が、以下のツイートに対して、それは常識なのか?と疑問を呈しておられる件。 『あままこ※現在のんびり中 @amamako (愚痴)頼むからさー……鍵括弧付きで言葉を使…

僧桃水

記念すべき紹介第一号は、流浪の僧、桃水さんです。この人のエピソードに関しては、もともと面山和尚という方の書いた「桃水和尚伝賛」という、別の本にまとめられていているものから要点をひろって書いたものだ、と、伴さんが書いておられます。なんだか似…

ふと思い立って

何となく興味に引かれて岩波文庫の「近世畸人伝」を購入して、風呂場で読んでいます。近世畸人伝 (岩波文庫)作者: 伴蒿蹊,森銑三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1940/01/10メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る最近、あんまり…

「役に立つ」とか「役立たない」とか、無意味な話

ふと思い出したこと。 大学生のとき、新興宗教の勧誘に3回だけ遭遇しました。そのうち1回は、人が風邪をひいて寝込んでいるときに下宿のドアを叩いてえんえんと話し続けるという、もはや嫌がらせかと思うような手口であったので丁重にお引き取り願ったんで…

君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す。(「君子欲訥於言、而敏於行。」論語里仁第四-24)

最近、自分によく似た雰囲気の人の講演を、聞く側として体験して思ったこと。きちんと声を出したり、話の内容を整理し計画しストーリー化すれば相手に届く、というものでも必ずしも無いということ。一所懸命計画し、声にも抑揚をつけてはおられるのだが、逆…

保安院のオシゴト

ヤフーを通じて広がりホッテントリでも話題沸騰の保安院の話だけれど、 東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。 経済産業省原子力安全…

若狭湾の津波記録

若狭湾の津波 関電が調査検討 5月26日 21時28分 全国で最も多くの原子力発電所が集中する福井県の若狭湾で、およそ400年前、地震とともに波で家が流され、多数の死者が出たとみられる記述が、複数の文献に記されていることが分かりました。関西電力は、こ…

明日から平常運転

連休中にしたこと。 散歩。 食べ歩き。 休憩。 以上m(_ _)m 充実した休日でした。 そう言えば、相方から「初夏と言えば?」とお題をいただいてふと思い出したのですが、五月と言えばこの句、 日出前五月のポスト町に町に 初句が思い出せず、また誰の句かもど…

缶詰生活がようやく終わりました

最初に… 東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、今なお救助を待つ方、不安な避難所生活を余儀なくされている方、大切な家族と未だ満足な連絡が取れずに不安な日々を続けておられる方、余震に脅える毎日を送っておられる方、異…

「愚乱浪花」死去

若い…愚乱浪花さんが心筋梗塞のため10月6日に死去 みちのくプロレスは21日、同団体でデビューし、現在はフリーとして活躍中のプロレスラー・愚乱浪花こと木村吉公さんが、10月6日に心筋梗塞のため34歳で死去したと発表した。遺族の意向もあり、通夜…

説明会について

事後報告、ではないですけれど(誰も待っちゃいねえ)。 説明会に「謎」を仕込むぜ、って考えてた割には、前日にヘタれて「キーワード」を提示するに止まりました。まあ、「なぜこれがすべてに繋がるキーワードなのか」という「謎」になってるという意味では…

「一発でつかんで、かつ届く」について

先日の記事で「中間層にヒットする、『一発でつかんで、かつ届く』」話を書いた。 昨日やはり小さな説明会があり、週明けに大きなのがもう一つあるので、覚え書きにかえて、少し続きを書こうと思う。 ちなみに、こうやって常体で書いてる記事はおおむね自分…

ドクターに関するコメント

金剛大阿闍梨2010年3月8日(ドクター・中松の発明BLOG) 先月、私はインドに訪問致しました。チベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与致しました。*1 魚拓 チベット仏教ゲルク派・ガンデン座主からのお…

単なる日記

一日家。ときどき買い物。あと仕事。最近の休日はそんな感じで、それでいーのかよ、と。 過去いろいろとblogに書いていたことが、どうも仕事そのものになりつつあって、今は、言ってみればblog書く代わりに仕事しているような感じ。世の中というページに記事…

マスメディアの凋落と自壊を防ぐには?

内田樹さんが、現在の新聞はじめ多くのマスメディアの凋落について、彼らの「思考の行き詰まり(限界)」について触れた興味深いエントリをアップしています。 新聞記事の書き手たちは構造的にある「思考定型」をなぞることを強いられている。 それは世の中…

ザ・スミスの歴史

ロックの歴史というところがブクマに上がってて、まあそれはそれで良いのですが、ザ・スミスの項で引用されてる"Cemetery Gates"の訳があんまりなので、一言苦言を。イヤだなあ、こういう高齢者的指摘、と自分でも思うのですけれども。 元歌詞の該当部周辺を…

鳩山とオバマ

オバマ大統領の就任時の支持率……68% 鳩山総理大臣の就任時の支持率……77% ちなみに、二人ともそれぞれの国の歴代支持率では2位。 アメリカの1位はJFK(72%)、日本はコイズミジュンイチロー(85%)…… 1位ケネディ、2位オバマ。 これは、ま…

体罰論…というか、どう見ても皮肉

体罰は教育でしょうか? 少なくとも、現在の法律下では完全に否定されている*1にも関わらず、歴然と現場には風潮として残されているのが「体罰」や体罰信仰です。だからこそ、引用先に引用されてるような信仰告白ブログ(「体罰の会」!)が登場したり、下の…

そろそろ「『現代文』授業の『意義』」とか語るのはやめにしないか?

国語の授業とか読書って、この国で教養主義が堕落して以降、急速にそのオーラを失ってきました。 国語の大切さは誰でも共有しているじゃないか、と言われるかもしれませんが、国語の授業をイカサマじみた『方法論』で語る傾向はあとを立ちません*1。出版不況…