Winny は CDの売り上げを下げない

切込隊長ブログで

Winnyで売上が下がらないという研究成果が発表された件について
そら下がらんだろ。

で、どういう経路でネタになったのか見に逝こうと思ってモバイル社会研究所とかいうやたらポップなデザインのサイトを巡って見たが一向に出てこず。どこにあんの。余計なものは大量に見つかるわけだが肝心なものが出てこない。まるで私の部屋のようだ。10分ぐらいあちこちポチポチ押したけど出てこなかったので光の速さで諦める。疲れた。さて、打ち合わせにでも逝ってくるか。

って紹介があったんで、早速見に行ってみる。
……5秒で見つかる自分の「はてな回答者」度合に、ちょっと考え込む。まぁいいことなんだとは思うんですけど。

で、その記事、グラフや下のような計算式

Log(売上枚数)=30.2+0.879log(ダウンロード数)−0.158CCCD−3.00log(CD価格)−0.202log(前作売上枚数)+1.22オムニバス・シングルコレクション
(0.97) (-0.18) (-0.74) (-0.270) (1.12)
括弧内はt値、R2=0.566(0.507),n=43

ここで、ダウンロード数の係数が有意に負になっていれば、ダウンロード数が増えれば、CD売上が下がると主張することができる。しかし、推定値(0.879)は統計的に有意に負であるとは言えない。すなわち、ダウンロード数が増えても、CD売上枚数は減少するとは言えない。両者には関係が見いだせない。これは通説に反した結果である。通説は音楽CDの売上低迷の一因はWinnyなどのファイル交換ソフトの普及にあるとしている。しかし、ここで行った推定では、そのような効果は検出されない。

全然分からん(;;)……。
取り敢えず、同じアーチストはコンスタントに同じような売り上げを出すはずだ…というのが大前提になってると思うけど、そこからしてどうなのか、と……。
難しいですね。