連帯責任論

相方待ち……でネットカフェから接続中(初(’▽’)ノ!)。いや、全然大した事じゃないですね。
で、はてなの質問question:1123136914に答えたいと思います。個人情報晒すのが嫌なのでこっそりここで(笑)。
えーと、「連帯責任、是か非か」というのは問題設定として成り立たないと思います。連帯責任が効果的である場合もあれば無意味である場合もある。問題はこれが効果的か否か、という点ではないでしょうか。そして一般社会における「罰」と違って、教育の場における「罰」とは、とりあえずいかなる罰も「当事者の罪の意識」なくしては効果的なものになりえない、つまり、この件に関して当事者は納得できているのか、というのが一番の問題じゃないかと思いますね。
そしてそれに関しては、もし明徳義塾が以前から常々「一部の問題生徒のために出場停止というのは厳しすぎるし納得がいかない」という主張をし、改革を訴えていたとでも言うならまだ言い分もありえるかもしれません。また、高野連のこの方針が十分理解されていなければまだ同情の余地もあるかもしれません。しかしこの件においてはそのいずれでもない。つまり明徳は十分この「高野連ルール」を理解し、その上で大会に臨んでいたのであり、つまり当然自分達の罪についても理解していると判断するべきでしょう。ならば当事者でない人間があれこれと論評するのはおかしい。
では、『一般的に言ってこの「不祥事=出場辞退」という高野連ルールが適切か不適切か?』という問いに関しては、私は適切だと思います。それは、単に高野連による高校野球の神聖化を肯定するとかそういうもんではなく、また「学校の体面」とかだけでもなく、純粋に球児のためにおいても。
たとえば、球場には一般のお客さんも来るんですから、球児に対して心無い野次が飛ぶ可能性もある。無理押しをして出場したのに、客席から拍手ではなく「タバコ吸ったの誰〜?」とか「暴力球児ー!」なんて野次が飛んだらどうするんでしょうか。それが生放送で全国中継されるわけですよ。で動揺して、めちゃくちゃなエラーとかしたらどうするんでしょうか。あるいはそんな野次にさらされる高校生を全国中継して良いのでしょうか。まあこの学校は大丈夫という話もありますが……あの話を(ーー;)あらためて思い出しました。同じ監督さんだったんですね。
あのときの話、監督の談話や松井選手の話はこうして今も残るわけですが(中学時代に同じ経験があったという話は初見でした)、個人的に一番覚えているのは当時の明徳のピッチャーの試合後のインタビューでしたね。「勝つために必要だと思って考えてやりました。後悔していません。」というインタビュー。あの彼は、今、どう思っているんでしょうか。また今回のニュースを聞いてどう思っているんでしょうか。可能なら聞いてみたいですね。これは非常に野次馬的関心として。