国は元日本兵を「今現在も」使い捨てている(追記有り)

棄民政策というのはこういうこと(津久井進の弁護士ノート)
簡単に説明すると、第二次大戦後、敗戦処理のためや当時の軍幹部の取引材料として「命令で」中国に残されその後捕虜となったり帰国した人が、現地で「志願して除隊した」と扱われ、恩給などの対象から外されていたというニュース。裁判に訴えると当時の上官は

 国側の証人として出廷した当時の司令部幹部は「彼らは軍命に逆らって残留した。この問題については解決済みだ」と主張した。

…そして地裁、高裁と敗訴。現在最高裁での審理を待っているそうですが、これが事実なら、靖国参拝がどうとか怒っている場合でない位の大問題ではないでしょうか。


昨年、小泉氏の参拝で激しく燃え上がった「国の為に貴い犠牲になった英霊を総理大臣が手厚く弔うのは当然」と叫んだ人たちは、国の為に貴い犠牲を払った「生きている人間を国が門前払いしている(かもしれない)」事件には全く無関心なのでしょうか。

(追記)
ブックマークコメントで紹介いただきました映画
「蟻の兵隊」
リンクしておきます。ご紹介ありがとうございましたm(__)m。