question:1111111833 関連

日韓関係についての基礎知識(ブログ記事)より。
資料:日韓基本条約の関係諸協定,日韓請求権並びに経済協力協定
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPKR/19650622.T9J.html
…などを踏まえて、一応の意見を言うとすると、個人的にはまず
「a)中国という国の可能性と危険性に対する配慮」が必要だと思います。近年、徐々に市場開放していますが、これは計画的にやっているというよりは仕方なくやっている面が強く、数々の過去の資本主義国が経てきた矛盾を解消する展望を持っていません。世界的な規模の環境破壊や公害の垂れ流し、資源の枯渇〜エネルギー危機などを、過去世界に起こったものの数倍の規模で引き起こす危険を秘めています。成長するから脅威だという意見がよく見られますが、むしろ破綻するから危険と考えるべきです。それを踏まえると、
「b)日本がリーダーシップを失わずに協力できるパートナーとの関係作り」は必須です。日本単独で、この先中国と渡り合うのは無謀です。その際最も重要になってくるパートナーはどこか?これは言うまでもなく「朝鮮半島の二国」であり、私は今これら二つの国の統合を手助けする形で、両国を含めた一つの文化・経済圏を構築すべきだと思います。つまり日朝合併論*1です。合併、というと当然「日韓併合」をイメージされて非常な反発をくらいそうな気もするわけですが、そこを乗り越えてこそ、ようやくこの三つの国は第二次大戦(及びそれに続く朝鮮戦争)を克服したと言えるのではないでしょうか。というわけで、
「c)新・日朝合併論」しかし、現在これを両国政府が打ち出した所で、「新たな日本の侵略政策」と取ることはできないでしょう。そんなパワーが日本にあるなら、そもそも合併に赴く必要がないからです。それは短期的には明らかに「日本の経済的不利益」でしかないと思います。それでも、『歴史問題の克服と新たなビジョン作り』『日本海の海底資源の開発協力』『朝鮮半島の緊張関係を低減させたことに対する国際的評価』など様々な面で、国家百年を見通すならば、これままさに巨大なフロンティアと言うことができるでしょう。一見荒唐無稽な論に聞こえるかもしれませんが、EUのような巨大経済圏が創立できて、極東の、民族的にも近似な三国がひとつの経済圏を作れない理由があるでしょうか?特に、中国の脅威を見据えたとき、この三国が協力関係を結ぶことは歴史的必然と言えるでしょう。逆に言えば、いかなる問題が過去にあるにせよ、この三国が敵対していることに、いかなる利があるのか逆に教えて欲しい位です。
「d)合従連衡」…というわけで、私の提唱する日朝合併はつまり『合従』の策、ということになります。これを成功させるポイントは、中国ののど元に、新たに強力な文化・経済ブロックを成立させたいと思っている、その他の大国が存在することでしょう。それらの国に「国際協調」という形で協力の要請をとりまとめ、この合併を成功させるような、強力な外交こそが今求められているものだと思います。歴史は、小国同士が敵対して中国に対して個別に交渉する『連衡』策を取った時小国は滅びると教えています。

(注)今日は、「ゲゼルシャフトと…」は一回休み(^^;

*1:「朝日(ちょうにち)」と書いても別に構いませんが、「あさひ」と読まれそうなので(笑)