密室系SF

密室系SFという言葉は、この質問を読んで今思いついた言葉なんで多分どこにも出ていないと思います。
昔SF好きの友人に聞いたSFの定義。SFとは「説明可能な(この辺がサイエンス)非現実状況(この辺がフィクション)を作り上げ、その中における人間の姿を描くもの」なんだそうです。従って、本格SFと言われる作品には普通の人が考える「SF的」な道具立ての無いものも沢山あるようです。これを文学作品にあてはめてみると、カフカの「変身」はSFではなく、カミュの「ペスト」はSFということになる。なるほど。閉ざされた空間における人間の振るまい、というのはその意味でSF的ですね。F.K.ディックの「死の迷宮」とか面白いです。
もうすぐ住んでいる場所(現在なら地球、未来SFなら惑星など…)が回避できない死を迎えると分かった時から、その時までを描いた小説が読みたいのですが、当てはまる物があるでしょうか?(似たようなエロゲがありましたが…)
これを見て、色々考えました。私が思いついたのは星新一の「午後の恐竜」ですが、ネタバレになるのと条件がちょっと異なるので回答はしないことに。ゲームではNITENDO64の「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」が「三日後に破滅する世界」を描いた作品でしたが小説じゃないし。