avex歴史的譲歩!

当ブログで、これまでかなりavexに厳しい意見を書いてきました。その埋め合わせというわけではありませんが、本日のavexの公式発表素直に称賛したいと思います。グッズそのものを全面的に取り下げには至らないまでも、「のまネコで金儲けをすることはやめる」という決断は、現時点での決断としてはもっとも譲歩した決断であり、ビジネスの論理のみで押し切ろうとしたこれまでの発表とは異なる「ネット住民への配慮」を込めた決断であり、そして公式に「ネット住民へのお詫び」を表明したことは、ネット住民を一つの謝罪すべき「主体」としてavexが認めたという意味で重い意味のある行為だったと思います。
今回の発表は確かに「ネット住民の声を取り入れた」発表でした。誰がどういう形で関わったのかは分からないし今後も分からないかもしれませんが、その筋の意見をとりあげこの形の発表に至ったことは、歴史的な決断と言っていいと思います。またコメント後半にあった

ネット・コミュニティーにおいてクリエイティブな活動をされている方々と共に、新しい創作物を生み出すためのより良い環境作りや、その支援といったことについて積極的に検討

という一節は、AA板などにも受け入れられる意見であり意味のある声明だと思います。
まだ様子を窺っている2ちゃんねる住民の皆さんも多いと思いますが、今回の声明でひとまず問題は終結したと考えて良いと私は思います。みなさんの活動は無駄ではなかった。非常に意味のある結果を生んだと思います。素直に誇って良い。木村さん津久井さんをはじめ真っ先に実名で抗議の声をあげた方々、街灯にたってビラ・チラシ配布をしたみなさん、まとめサイトを運営したりブログを書いたり、電凸・メル凸をし、あるいは署名して抗議の手紙を送るなど、合法的で地道な活動を続けた皆さん、掲示板で抗議方法を話し合い工夫し、作戦を練り、そして落としどころを必死に話し合っていた皆さん、見守っていたみなさん。まもなくひろゆきさんから終結宣言が出るのではないかと思います。明日からはゆっくり眠れますね。
……
そして私も、ようやくゆっくり眠らせて貰えそうです……
今日まで温かく見守って頂いた当ブログ読者の皆様。
そして何よりも、狂ったように記事を更新し続ける私を生温かく見守ってくれた相方。
…ありがとうございました。
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最後に、本日のタイトル画。初めてモナーを描きました。5分でですが(笑)
これを有志の皆さん、お世話になった皆さんに捧げて(まだいくつか各論での議論は続くものの)事件の終結宣言としたいと思います。m(__)mありがとうございました。

(追記)10/13早朝
2ちゃんねる管理人ひろゆき氏から「個人的」見解がでました。

のまネコ」に関して、エイベックス社は「不快な思いをしたネット参加者にもおわびしたい」と書いてあるとおり、謝罪をしているようですし、キャラクター使用料を受け取らないことも明言しているようです。

とりあえず、謝罪してキャラクター使用料を放棄するというのは、のまネコのパクリ疑惑に関しては実質認めたようなものだと思います。

下記3点のうち、あと1点が成就すれば、騒ぎのオチとしては十分だと思います。

・エイベックス社がパクリに関して認めること < 実質的には認めた
・エイベックス社が謝罪をすること < 謝罪した
・キャラクター使用料が恵まれない人たちの幸せのために使われること

とした上で、残るは「TAITOなどキャラグッズを作成している会社が受け取る(元々ロイヤリティとしてavexに支払われるはずだった分の)お金の行方について。それがそのままTAITOなどの会社の儲けになるとすればおかしい、という話とのことです。
TAITOの話は、なるほど「のまネコ問題」としては残る問題かと思いますし、実際抗議のメールが数多く行っていたにもかかわらずプライズ展開を中止しなかったTAITOは、(他のメーカーがいくつも、早々とグッズ販売見合わせに動いたことを考えれば)「善意の第三者」の枠を越えているとは思います。avexの表明を受けて早々と動かないとすれば、運動の矛先がTAITOに向いてもおかしくないでしょう。しかし、当ブログでこれまで扱ってきたこととは話が少しズレることもあり、私としてはそれは「運動の後始末」に属することと思います。TAITOが全く知らんフリをきめこむとも思えないし、もしそうするようであればそれはまた別の問題と思われます。