牛乳は体に悪い、という「新潮45」の煽り記事が今更話題に?

はてなにこんな質問(question:1145703641)が人力検索の上位に。
ことの起こりは既に5年前のことで、この件については農水省が新潮社に質問状をだしておりますね。
内容は以下のとおり

新潮社の「牛乳は体に悪い」との記事に農水省が抗議
2001/05/25 日本農業新聞 

 農水省は二十四日、新潮社発行の「新潮45・六月号」に掲載された、「牛乳はこんなに身体に悪い」との記事に対し、訂正を求め、申し入れを行ったことを明らかにした。同省は「(記事には)多くの誤りがあり、消費者の不安をあおるものだ」(牛乳乳製品課)と、同省のホームページでも反論文を載せた。
 同社の掲載した記事は、牛乳はカルシウムが少なく、アレルギーやがん、糖尿病や白内障の引き金になるという内容。カルシウムの少ない牛乳を飲むより、カルシウムの豊富な干しエビや野菜などの摂取を勧めている。
 これに対し、同省は「牛乳一杯と同じカルシウムをとるには、小魚で四百四十グラム、野菜で九百七十七グラムを食べなくてはいけない」とし、「牛乳は他の食品と比べてカルシウムに富み、吸収率も高いことは事実」などと抗議した。
 「新潮45」の早川清編集長のコメント
 農水省にひまな部署があることに驚いています。お役所が今さら牛乳の普及につとめる時代ではないでしょう。

新潮45」編集長のコメントはまああんまりですね。「お役所」は「牛乳の普及につとめる」ために言ってるのではなくて、あくまでデマ記事に対して抗議しているのだと思いますが、こういう「事実」をつきつけられて「公務員バッシングをしてれば愚かな大衆はマスコミの味方」と言わんばかりの傲慢な対応をしているあたりに、まだ殿様商売でいられた、当時の活字メディアの傲慢を感じたりして昔日の感がありますね。
それにしても、なぜ今更これが話題に……?