記念日
記念日です。
祝日ではないけど、どの祝日よりも有名かもしれない記念日。
そう。敗戦記念日ですね。
「終戦」記念日ではありません。戦争は天災ではないのですから「終わった」のではなく単に「負けた」のだという事実を変に押し隠すのは良くないです。
子供の頃は「日本は負けてない！」とか叫ぶ『ヘンなオジサン』が田舎にいたりして笑ったりしてたけど、最近はどうも本当に真顔でそう叫びそうな大人がちゃんとした都会でちゃんとした仕事をしてたりして、一見ちゃんと見えても実はあの「ヘンなオジサン」と中味は一緒なんだなぁ、と思うと空恐ろしかったりします。
……嫌み強いですか？
すいません。どっかのバカがインチキ神社で自己満パフォーマンスをしたことに腹が立ったのでちょっと書いてみました。
何の話かって？
どう見ても松本かえるまつりの話でないことだけは確かですね。本当にありがとうございました。
（追記）
立花隆「メディアソシオ-ポリティクス」より
松平宮司によるA級戦犯合祀以後、靖国神社は、東京裁判を否定する勢力の中心になり、とりわけその博物館である遊就館において、「大東亜戦争は正しかった」──対米英戦争はアジアの解放戦争、対米戦争はアメリカ側の謀略といった戦争合理化路線で染め抜かれた展示が大々的におこなわれている。
それが在京の外交官筋の評判を呼んでいるという話が、同じ「文藝春秋」9月号の富坂聡「中国が仕掛ける遊蹴館戦争」にのっている。
その終わりのほうに、アメリカの外交筋の靖国問題に関するコメントがいくつかのっているが、それを読むと、靖国問題は、いまやアジア外交の問題だけでなく、対米外交の問題になりそうな危険をはらみだしているということがわかる。
「あれがいかに反米的かを私は知っている。アメリカ人にとっても他人事ではない。日本バッシングの色彩はないと日本人が考えるならば、それはブッシュ政権の与えた幻想だ」（バニング・ガレット前国防総省アドバイザー）「遊蹴館の真実を知れば多くのアメリカ人は怒る。そうなればA級戦犯だけの問題ではなくなる」（シンディ・コトラー・シンクタンク＝アジア・ポリシー・ポイント所長）
歴史認識の問題で問題が起きているのは、もっぱら対中国・韓国の問題だろうと日本人の大多数は思っているようだが、実際には、対アメリカでの歴史認識のちがい問題に火がついたら、それは手がつけられないほど深刻な問題になるのだということを知っておくべきである。
なるでしょうね多分。ブッシュさんの次に、対日強硬路線の民主党政権になれば。そうなったとき日本はどうなることやら。
で、こういう人々も。
・拝殿前などを埋め尽くした１０００人を軽く超えるだろう参拝者は「小泉総理ありがとう」「よくやったぞ」といった“歓喜”の声で迎えた。*1
・「閉門していて残念だったが、靖国問題を取り上げているテレビ番組を見て、日本人として来なければと思って来た。小泉さんの参拝に興味はないが、中韓は文句が多くてうざったい」（目黒区男子大学生(27)）*2
・「俺は少し攻撃的だから」「もし総理が（１５日に）来なかったら、それ相応の行動をとる。国のために死んだ人が祀られており、国のトップの参拝は当然」「（夜中に来たのは）変な行動をする極左の人間が現れたときに排除するため」（右翼団体員（年齢不詳））*3
・「すごい右翼みたいですけど」「戦争のときに守ってくれなかった自分の国を検証せず、日本だけを責めるのには政治的な意図を感じる」（高崎市女性会社員（27)）*4
ときどき思うんだけど、なんでこう東京はローカルにこういうことで盛り上がるんだろう？ 一地方人としてはもっと醒めーーーた雰囲気でこういうニュースを眺める目線を強く感じるんですが…。
（追記）
次期首相に参拝中止要請 米大物議員の抗議相次ぐ
ｵｩ、ｽﾃｨｰﾌﾞ。なんてヒドイ内政干渉ダイ？ww
批判を受け遊就館展示見直し関連
いやはや、売国ｗ
