お取り寄せ一考

暑い夏も終わり秋の盛りを迎えている今日この頃、仕事の方も急ピッチで盛りを迎えています。せっかくの日よりなのにあちらこちらと出歩けないこのごろ、仕事人にとっては「お取り寄せシーズン」の始まりと言えましょう。
夏は、決して欠かせないたねやの本生水ようかん(夏期のみ販売)が仕事に疲れた心の支えでした。あの透明感、どこまでも落ち着いていてそれでいてしっかりとこくのある「水」そのものの旨さを閉じこめたような味……その味に魅せられて、いつか訪れたいと思っていた近江八幡日牟礼ヴィレッジ(たねや日牟礼の舎)詣でもこの夏果たし、食事後に供された「汲み立て本生水ようかん」の味に狂喜した私ですが*1、本日は、この秋初めて知った秋向けの至高の一品をご紹介。
焼き芋ぷりん(かがのと食彩耕房)
です。芋そのものの旨さをそのまま余計な添加物などを使わずにそのままプリン風の食べ物に閉じこめた手際に拍手を送りたい、と思います。原材料は牛乳・卵・芋・粗糖だけというシンプルさ。ヒミツは遠赤外線で高温焼にした芋を皮ごと使用していること。それが、たとえて言えば栗における天津甘栗のように、最低限の手間だけをかけて芋のあの旨さだけを最大限に引き出す調理方法なのです。まさに何も足さない・何も引かない。別に宣伝頼まれたわけじゃありませんが、かなりオススメの一品。人から貰って食べて、翌日にはネットで探して注文してしまいました。はい。

*1:日牟礼茶屋で稲庭うどんのセットを食べたら、食後に小鉢で出てきました。多分、別に特別製のものとかでなく、たんにできたての水ようかんなんだと思うのですが、ロケーションと相俟って異様に旨かったです。