従軍慰安婦問題とか

色々と話題になっております
が、総じて

A「きちんと謝ったらどうですか?」
B「証拠ねえだろゴラ」

……みたいな印象があって、どうもかないません。自分の国の代表がBのような態度を取ってるという時点で私としては大変嫌なモノを感じます。強制性については、広義とか狭義とかコトバ遊びに耽ってる時点で、もううんざりですし。(参考:http://blog.livedoor.jp/baisemoi_bullet/archives/53160983.html
ちなみに、この話を聞く度に私が思いだすのは占領下日本でおそろしいスピードでつくられ消えていった「特殊慰安施設協会(RAA)」のことです*1。結局、あっという間に使い捨てされた当時の「アメリカ人相手の慰安婦」の方々がその後どうなったのか誰も調査などしてもいません。その意味で、なんか他国の人の「従軍慰安婦」問題について「証拠が無い」のどうのこうのと言い訳をする声を聞くに付け、証拠などあろうがなかろうがそもそも「国家は個人に賠償するつもりなどさらさら無い」ということをつくづくと考えさせられる問題。商行為だろうが「広義の」強制だろうが、国家がエゴイスティックに個人の尊厳を踏みにじったことは隠しようも無い事実。そこに眼を向けない「従軍慰安婦」問題報道も、ちょっとどうだかなあ、と思います、個人的に。
とりあえずアメリカの議会で「オタクの国の兵士の為にも占領下で日本は『広義の強制』でこういうことしましたし、オタクの国の兵士も大変利用されたようですが」とやってみるとどういう問題になるのか、興味深い。
ああ、辛口だ。


(追記)
靖国神社と厚労省(内部の元陸軍関係者の方々)のちんちんかもかもな関係が発覚
なのに「問題ない」とコメントしてしまう政治感覚の鈍い首相。
何でも「知らない」「証拠はない」「問題は無いと認識している」を繰り返せば逃げ切れると思ったら大間違い。
政教分離原則の問題なんだよ。
一歩間違えば致命的。

*1:自分たちの戦地での所業を考えれば、不安で仕方なかったのでしょうね。参考:http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070325#1174825778 その意味では、こういう施設を作った日本は「慰安婦」問題について激しく「自白」しているよなあ、というのが私の感想です。