闇の仕事Part-2の会議報告を受けて荒れる

最初に言っておきます。この話は比喩です。
さて大事なお客を迎えるに辺り、当レストランではかねてからメニューの打ち合わせをする必要があったのですが、おそまきながらその会議がようやく本日もたれたらしいのです。余りに上の決定が遅いので、やむなく独自に仕事をすすめておりましたが(食材も自腹で購入して試作をすすめ)会議でもメニューの話題が出ない。
おかしいと思って一人のコックが「メニューはどうするのか?いつ上はチェックしてくれるのか?冷蔵庫の食材は一部が使えないようだが、いつチェックするのか?」と質問すると、山のような食材を冷蔵庫に抱えているのに料理のことなど何も分からない副支配人が
 「安全を期して食材は向かいのコンビニで調達するに決まってるでしょう?」
と言ったと思って下さい。
ちなみに、

  1. 使える食材と使えない食材の区別は、その男が一日そのために休みを潰せば簡単に判別できます。(実は、すでにこちらは休みを潰して、判別を半分ほど終わらせています)
  2. コンビニで調達しても、どうせ使えるか使えないかの判別にかかる手間は同じですが、そのことに副支配人は気付いていません。
  3. というか、コンビニで揃わない食材があることはすでに明白です。
  4. 長期的には、栄養の偏りなどの危険があり、この対応がその場しのぎであることもまた明白です。

私は闇仕事Part-1の方の出張でしたので、Part-2の主担当からこの件を電話で報告されました。
・最初に思ったこと。『私がその会議に出ていれば良かった。きちんと言ってやれたのに。』
・次に思ったこと。『その会議に出て無くて良かった。絶対喧嘩になってただろうな。』
……まぁ我々もプロですから、コンビニの食材でフルコースを作れといわれれば作りますが、それが良いことだとはどうしても思えないわけですね。そういう理不尽さって確かによくあることではあるのですが。
帰りの新幹線で、

出たばかりの「大使閣下の料理人」を読んで気を鎮めました。比喩が料理なのはそういうわけです(笑)。