どうしても欲しい映画なんだけど…DVDがひどすぎる件

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ビクトル・エリセ監督作品「ミツバチのささやき」'73年スペイン
30年以上前に撮られた映画だけど、その美しさは超絶。多くのスペイン狂を生んだ作品。特に、主演アナ・トレントの可愛さは異常*1
そして自分にとっては、「映画のすごさ・奥深さ・面白さ」を味わわせてくれた作品。


……
というわけで、どうしてもこの映画を手元においておきたいと思っているのだけど、ビデオはいつダメになるか分からないのでやはりDVDで欲しい。どうやら2000年にようやくDVD化されたらしい…と思って調べたが、やはりというか絶版。がっくり肩を落として、BOX版47,800円(amazonマーケットプレイス、2007.5.24現在最安値)を買おうかと眼を血走らせていたのだけれど、DVDの画質比較をしているページを見つけた。


http://homepage1.nifty.com/dvdandld/erice-4e.htm


……
醒めた。


ひどすぎる。
当時知って買わなくて良かった。
ダメ。
もう全っ然ダメ。


amazonレビューで誰かが書いてたけど、こんな品質のDVDしかないという所に国の文化レベルが表れてると言われても、ホントに全く言い返せない。もの悲しい。これは何も販売会社に対して「欠陥商品」だとかどうだとか言いたいわけではない。ダメな商品が流通しているということは、つまり市場がダメなのだ。日本の映像文化市場全体がダメなのだ。


いつかUK版、もしくはUSA版の(あるいはそれ並の画質の)日本語字幕版DVDが出るのだろうか……。それまではビデオで我慢するしかないようです。やれやれ。


(追記)
比較ページが現在NotFoundになっています。魚拓も取っていなかった…油断していました。
なんとかwebアーカイバに残っていたものを魚拓で登録。
http://megalodon.jp/?url=http://web.archive.org/web/20050215023759/http://homepage1.nifty.com/dvdandld/erice-4e.htm&date=20070607183332
それにしても、圧力だとしたらひどいですね。

*1:アメリカ、ロードムーヴィーの旗手ヴィム・ヴェンダース監督は、この作品を見て感動の余り「アナ(9歳)と結婚したい!」と口走ったという。何言ってんだこいつは。